ジャグリングなんです 仕事と研究のバランス Balance Between Work and Study
先日のスーパービジョンで Kate(指導教官)に
"How are you?"
ときかれたときにまずはFineと答えつつも、やっぱり仕事と研究の両立はきついって相談からはじまった。
Kateは「あなたが、何の仕事に、どれぐらい取りかかっているのか、正直に教えてね。あなたに過剰な負担やストレスをかけることはよいこと生まないし、PhDの研究が楽しいって思えることが大事だから」と言ってくれた。
資金面のことも具体的に相談する中で、想定する中では、ワーストケースやけれど、パートタイム(※)に切り替える可能性についても話をした。ビザ的には、一応ケース・バイ・ケースで対応可能な場合もあるらしく。しかし、パートタイムにして、6年かけて書き上げるのは、人生のいろんな変化も起こるし、優先順位も変わるから、ドロップアウトしていく人が多いと聞かされた。
ただ、中でも最近、心理学の博士課程を修了した、Joさんという女性は緩和ケア病棟で働く看護師さんで、パートタイムの生徒だったそうな。Kateが紹介するわよというてくれはった。そのJoさんのインタビュー記事を読んで感動した。Joさんには2人の子どももいる。
To juggle her job, studies and look after two children who were teenagers when she began the PhD, Jo kept rigorously to a strict schedule, rising at 5am every day to read.
仕事と、研究と10代の子どもたちの世話をするということをやりくりするのに、厳密にスケジュールを設定し、毎日5時に起きて、仕事に行く前にリーディングをやっていたそうな。
でも、彼女はまさに働く現場で、研究を生かしていた。研究の結果、ターミナルの病棟にいる患者さんや医療スタッフたちが、不安を出したり、残りの時間に対して意思決定を丁寧に行っていくためのミーティングを行えるようになったとか。
彼女に実際に会える日を心待ちにしたい。
そうそう、英語の豆知識
Kateも"juggle"という言葉を用いていたが、いろんなことを同時にすすめていくのをこの表現でいうのは、なんともわかりやすい。ジャグリングが大事。
※イギリスは、社会人コースかではなくて、"Full-time student" か"Part-time student"という分け方で、前者は3〜4年で、後者は最長6年かけて博士論文を仕上げます。