2016年12月17日土曜日
コリン先生を訪ねて
ロンドンから地下鉄で40分、チョリーウッドという郊外まで
Colin Murray Parkes氏を訪ねてきました。
コリン先生は1928年生まれ。とは思えないほどお元気なお姿で、ホームにて
待っていてくださいました。
元祖ホスピスで有名なSt.Chtistopher'S Hospiceに、英国(おそらく世界でも)初の
ホスピスベースのグリーフケアを展開された方です。英国最大のグリーフケアNPOの
Cruseの永久顧問でもあります。Cruseが全国にグリーフケアを展開していく際に大きく
貢献されました。
今回はお世話になっているBath大学のTony教授がご縁をつないでくださり
お会いすることが叶いました。
とにかく、素敵な英国紳士でして、わたしがコートを着る際にはコートを
着せてくださり椅子にかけるときはかならず椅子を引いてくださいました。
私のような異国から来た若輩者にも分け隔てなく、丁寧に接してくださったので
恐縮すると共にドキドキしました。
コリン先生がおっしゃったことの中で強烈に印象に残っているのが
「例えば恋愛をして、仲良くなると、はじめのうちたくさん、たくさん
話をするでしょう。でも結婚したりして、長く一緒にいるようになると
だんだんと話をしなくなる。それは話さなくても相手はこんな風に
考えたり、感じたりするだろうということがわかるから。そうなると
もう相手の存在は自分の中にあるんだ。だからその相手を亡くしたときは
自分自身も失われたかのような痛み、苦しみを感じる。でも時間が経って
自分の中にその人は確かにいる、ということも感じられるはずなんだ」
ご自身の胸にかるく握ったこぶしをこつこつ当てながら、そんなお話を
してくださいました。
イギリスのグリーフケア発展の歴史はまさにコリン先生と共にあるので
これからさらに準備をしていき、修士論文に収録させていただく
インタビューを正式に行えればと思います。
「いつでも準備ができたら聞きにおいでね」
と帰り際もおっしゃってくださり、ありがたい限りです。
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