今回の課題のテーマが
Public Service Market
という、日本語ではなかなか適切な訳語が見当たらないものではあるが、要は公共サービスの行政だけが担うのではなくて、民間組織(企業やNPOなど)も取り入れ、競争と選択といった「市場」の原理なども活用しながら行っていく形。
その課題を仕上げるために日本の資料を読み込んでいたら、ふじみ野市立のプールで起きた事件と出会った。小学2年生の女児が流水プール内の吸水口より地下水路パイプに吸い込まれて亡くなった。でも原因と背景は、人的なもので、管理ミスであった。行政から委託されたところが、さらに下請けの企業を入れ、その企業に対して、責任を持たせるだけの研修などを行っていなかったという。
いわゆる、介護、子どものケア(保育)、雇用政策、貧困対策などといったいかにもな「社会政策」の分野ではないが、「プール」という現場であっても、そこには「いのち」があるということ。いのちを預かる現場で、いかに、責任持ったマネジメントができるかは重要なのだ。
民間にただ委託すればいいわけではない。「責任」の共有と、具体的な行動の中身が必要だ。
行政だから責任を担えているとは限らないが、行政がその手綱を握る役割をになっているのは間違いない。
裁判の結果が出た後、ご遺族はどうされているのだろう。
グリーフは裁判が終わっても終わらない。
むしろ終わったところから、生まれてくるグリーフもあるだろう。
グリーフケアがいかに、行政と民間によって届けれていくもになるのか、どうなったら理想的なのか、自分にはまだまだ絵が描けないが、自分の研究に早く没頭できる時間がとれたらと願う。
2017年4月26日水曜日
2017年4月25日火曜日
イギリスの「衣替え」はいつ?
今日は週に一度の英語のレッスンへ。
せっかく春の空気を毎日味わっていたけれど冬が帰ってくる!?
このニュースを見てびっくりしていた。
ちなみに英語で
hail=雹(ひょう)霰(あられ)
sleet=霙(みぞれ)
だそうです。
そんなこんなで今日は冬のジャケットを着ているわけですが、最低気温1度という予報におののいてます。4月の末になぜ、冬服が手放せないの!?という疑問をもとに、ニコラ先生に「一体イギリス人はいつ衣替えをしているんだ」と聞きたいと思いました。
ところが「衣替え」にあたる単語が思い浮かばない。
ニコラ曰く、5月でも雪が降ることがまれにあるので、冬服はしまってはいけないんだ。
”Don't put away winter clothes until May finishes.”
ということはよく言われていたらしいです。
そして「衣替え」に相当する英単語はないそうで。
日本はほんまに「四季」がある国なんやなぁと改めて実感しました。
ひとまず二日坊主な更新にカンパイ。
ひとまず二日坊主な更新にカンパイ。
2017年4月24日月曜日
一日坊主でもいいから
毎日ブログを更新できる人がこの上なくすごいと思ってる。
三日坊主どころか1日でくじけてしまう自分が情けない。
でも、もの書くことは大好きで言葉をつかうことはしあわせだ。
だから、一日坊主でも、何回もチャレンジしたい。
そのうち一日坊主×(1+1+1+1+1+1+1+......)と続いて
気がつけば365回、坊主一年分になってるかもしれない。
まずは、一日坊主でもいいと思って、今日ここに言葉を置いておきます。
あぁ、ブログを毎日書ける人になりたい。
せっかく異国にいるんやから。
2017年2月20日月曜日
アメリカの良いところを知りたくなる2週間
アメリカのいいところをもっと知りたい
だいぶ大量のリーディングをこなしていくことに慣れてきた。とはいえ、まだまだ遅いけれど。
先週は、プレゼンの準備で、US Probation アメリカの保護観察制度について100ページ近くのレポートを一気に読み(+10数ページの論文を数本)今週はひたすらセミナーの準備のためにタバコ規制とグローバル企業の係争について資料を読んでいる。
アメリカの保護観察制度は、各国出身のクラスメイトみんなもびっくりするほど、ひどいことになっていて、犯罪を犯した本人が、保護観察にかかる費用を払わなければいけない。もしそれを払わなければ、民営化された保護観察に関わる企業から、ひどい取り立て屋のような保護観察官たちが「刑務所に入れるぞ」と脅してくる。で、実際に支払えないと、刑務所に入れられる始末。読めば読むほどショックで、 traumatising という言葉をプレゼンの仲間がつかっていたのに納得だった。
タバコについては、オーストラリアがパッケージを均一化して、かつ、めちゃ恐いイメージの写真をつけるっていう政策をつくったら、ホンジュラス、ウクライナ、ドミニカ共和国など様々な国が反対して、WTOの紛争解決制度をつかって係争状態になったって話なんやけれど、なんと、その裏ではグローバル企業(米国)やアメリカの商工会議所が、その国の裁判費用を出していて…。
(※ちなみにちょっとグロテスクですが、気になる方は「オーストラリア タバコ」と画像検索してみてください。驚きのパッケージたちが登場します)
この二週間、アメリカのいいところをもっと知りたくなりました。きっといっぱいあるのに。
そして、わたしはこのオドロオドロしいパッケージングをしたオーストラリアを代表して、WTOの紛争ロールプレイにのぞむべく、準備に励みます。
2017年2月2日木曜日
Learning global poverty and inequality 〜貧困と不平等を学ぶ
最近学んだことの共有 貧困と不平等その1
「留学の報告を楽しみにいつも見てるよ」と友達や仕事仲間が言うてくれるので、それを聞いて、もうちょっと学びをシェアしたいなと思いました。 昨日学んだのは各国それぞれと、世界における「貧困」、そして「不平等」についてでした。 印象的だったのがこのグラフ。セルビア系アメリカ人で世銀にも務めておられた経済学者Branko Milanovic氏の著作 ”Global Income Inequality in Numbers: in History and Now”より 何を意味してるかというと、X軸(横軸)は右に行けばいくほどお金持ち!って思ってください。Y軸は過去20年の間にどれだけ、その人達の所得が変化したかを現しています。 いちばん右にあたる、世界で1%の人たちはめっちゃ、さらにお金持ちになっています。左のはじを見てみると世界で最も貧しい5%の人たちも15%だけ所得を増やしていることがわかります。X軸50のあたりのところには、きっとインドや中国の都市部の人たちがいるのではないかと。ここで目に留めるべきはX軸の80のところ。この人達は、すでにある程度稼いできたmiddle classにあたる人です、過去20年間でほとんど収入が増えていません。トランプ大統領はここに目をつけたと言われています。「アメリカの中間層の怒り」というのが何を示すのかピンと来てなかったのですが、このグラフの説明を聞いて、なるほど、といました。 20年働いても所得が増えなかったら、むしろ減っていたとしたら(きっとこのグラフをもっと細かくみればきっと減っている人と、増えている人がいて、0に近くなっているやろうから)自分やったらどんな気持ちなんやろう。それは国の経済やグローバリゼーションのせいと思うのやろうか…。自分の職種と立場柄、よくわからないけれど、トランプを応援した人たちの声をやっぱりきいてみたい。
2016年12月17日土曜日
コリン先生を訪ねて
ロンドンから地下鉄で40分、チョリーウッドという郊外まで
Colin Murray Parkes氏を訪ねてきました。
コリン先生は1928年生まれ。とは思えないほどお元気なお姿で、ホームにて
待っていてくださいました。
元祖ホスピスで有名なSt.Chtistopher'S Hospiceに、英国(おそらく世界でも)初の
ホスピスベースのグリーフケアを展開された方です。英国最大のグリーフケアNPOの
Cruseの永久顧問でもあります。Cruseが全国にグリーフケアを展開していく際に大きく
貢献されました。
今回はお世話になっているBath大学のTony教授がご縁をつないでくださり
お会いすることが叶いました。
とにかく、素敵な英国紳士でして、わたしがコートを着る際にはコートを
着せてくださり椅子にかけるときはかならず椅子を引いてくださいました。
私のような異国から来た若輩者にも分け隔てなく、丁寧に接してくださったので
恐縮すると共にドキドキしました。
コリン先生がおっしゃったことの中で強烈に印象に残っているのが
「例えば恋愛をして、仲良くなると、はじめのうちたくさん、たくさん
話をするでしょう。でも結婚したりして、長く一緒にいるようになると
だんだんと話をしなくなる。それは話さなくても相手はこんな風に
考えたり、感じたりするだろうということがわかるから。そうなると
もう相手の存在は自分の中にあるんだ。だからその相手を亡くしたときは
自分自身も失われたかのような痛み、苦しみを感じる。でも時間が経って
自分の中にその人は確かにいる、ということも感じられるはずなんだ」
ご自身の胸にかるく握ったこぶしをこつこつ当てながら、そんなお話を
してくださいました。
イギリスのグリーフケア発展の歴史はまさにコリン先生と共にあるので
これからさらに準備をしていき、修士論文に収録させていただく
インタビューを正式に行えればと思います。
「いつでも準備ができたら聞きにおいでね」
と帰り際もおっしゃってくださり、ありがたい限りです。
2016年12月15日木曜日
I'm a professional procrastinator. ぐずぐず属ギリギリ科の私
大学の図書館通いも一時帰国前、明日で最後。
今日は中国人の同級生と一緒に勉強をしました。
彼女はもうすでにひとつ課題を終わっていて心から尊敬。
まったく反対の種に属するのであろう、いつも一番に終わらせている。
私は見事なまでにあらゆる仕事も執筆も、大学院の課題もいつも〆切ぎりぎり。
こちらに来て、知った新しい表現、単語は procrastination
日本語で「ぐずぐずして、先延ばしにすること」です。
あぁ、思い当たる〜、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まさに私は professional procrastinator
英語圏の学生に人気の単語?という記事もあり興味深いです。
さて、なぜ先延ばしをしてしまうのかを考えてみました。
1)文献の読み込みをしていると、どんどん「読まなければいけない」
と思うものが出てきて、書き始められない
2)英語で考えていてもまだまだ浅くしか考えられず自分の思考の
深まらなさに何も書けなくなってしまう
3)気が散漫であれもこれもと手をだしてしまう(できもしないのにマルチタスク化)
この1)については、同じ種族の先輩から「とにかく書け、何も覚えていなくても
よくわかっていなくてもまず書き始めないと、いつまでも書けない」という
貴重なアドバイスをいただきました。
2)については、真反対の種族に属する夫と、議論した結果、英語で考えられれば
理想的やけれど、ひとまず時間の節約上、一旦、日本語でささっと考えたり
ディスカッションしたりすることで思考を深めてから、書いてみるという方針に。
3)はやはり計画を立てて、それに従う、というしかないような…
なにか良い方法があれば教えてください。
そして、誰か「社会政策」というものに非常に興味がある
話を聞いてディスカッションしてみたいという方がいらしたら
ぜひ私とお話をしてほしいです(笑)
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